作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。(日本作業療法士協会 作業療法の定義 )
こころの病(やまい)や障害がある方に対し、作業活動(生活活動、創作活動、感覚・運動活動、仕事・学習活動)を利用し、基本的能力や応答的能力、社会適応能力などを維持・改善し、その人らしい生活の獲得を目標として行います。
作業療法では、心身の働きをスムーズにし、健康的な生活を回復するために、病気の回復時期に合わせたプログラムを個別活動や集団活動を通して行います。対象は当院で治療している方で、入院・外来は問いません。
症状の軽減と共に、患者様の安心と安全を確保しながら、生活リズムや体力の回復、ストレスの発散など、こころとからだの基本的な機能の改善を図り、新たな機能低下を予防します。
症状の安定とともに、生活していくための不足している機能を獲得し、人それぞれに応じた生活の方法を習得します。また、社会の中で、人それぞれが生きがいを見つけ、豊かに生きるための生活の実現を図ります。
月曜日から金曜日の週5日間、作業療法週間予定に合わせて実施(祝祭日は休み)しています。
活動時間は1回2時間で、午前は9時から11時まで、午後は2時から4時までとなっています。
2020年9月より、急性期病棟で土曜日OTを開始しています。
作業療法利用に際しては、当院主治医の許可が必要です。費用については各種健康保険が適用されます。ご希望の方は見学することも可能です。不明な点は病院スタッフにご相談ください。