① 県立の単科精神科病院です。359床で、現在は10名の常勤医と6名の非常勤医がおります。
② 地域唯一の精神科病院です。基幹病院として地域から信頼されており、職員も地域住民の精神的健康を守る最後の砦としての自負を持って仕事に取り組んでいます。
③ 当然、精神科救急も積極的に行っています。
④ 充実したコ・メディカルとともに手厚いチーム医療を行っています。
⑤ 職場の雰囲気が大変良く、気持ちよく働ける職場です。
① 岩手県最南端の市で南、東は宮城県と接しています。北は平泉と接しており、観光・交通の要所です。西は栗駒山を介して秋田県と接しています。盛岡市と仙台市のちょうど中間にあり、どちらに行くにも便利です。
② 自然が豊富で、温泉にも恵まれています。奥州平泉文化にも身近に触れられます。
③ 交通も意外と便利で、新幹線で東京まで2時間あまりで十分日帰り圏です。新幹線でも、その気になれば関西まで日帰り圏です。また、飛行機(主に仙台空港利用)を利用すれば、関西や九州、北海道までも日帰り可能です。
① 小児から老人までの豊富な症例を受け持っていただくことによって、精神科総合臨床医としての実力がつきます。特に院内および地域の専門家等との連絡は密に行うことができ、地域精神医療、チーム医療としての精神医療を学ぶことができます。
② 特殊外来として、児童外来(現在は非常勤医師が担当しています)、アルコール外来があります。特に児童外来では、最近クローズアップされてきている発達障害児(者)の生きた臨床を体験することができます。
③ あらゆる精神科疾患について、症例が豊富でバラエティーにあふれているので、精神保健指定医、日本精神神経学会認定専門医の取得が最短コース(どちらも後期研修に入って3年間過ぎた後取得権利ができる)で取得が可能です。
④ 興味と実力によっては、司法精神医学の現場に触れたり、関わったりすることができます。一般の司法精神鑑定や医療観察法関係の鑑定症例があり、また医療観察法指定通院医療機関に指定されています。
(番外)職員のサークル活動なども盛んで、運動好きも文化系の人もみんなで楽しんで、和気あいあいと仕事ができます。ただし、現在コロナウイルスの感染流行によって、活動は自粛されている状況です。
① 指導医(指導総責任者)
(1) 後期研修に関する直接の指導医であり、総監督者です。研修医一人に対して一人が指導医となります。特に初期の数ヶ月はマンツーマン的指導となり、病棟及び外来にて、共同主治医または第二主治医等として精神科診療全般に関して直接指導を行ないます。もちろんこれらは、その研修医の初期研修での精神科に関する研修達成度に応じて、臨機応変に対応しております。
(2) 後期研修医に対する小講義(後記)の遂行に関する監督を行います。
(3) 研修医の希望に応じ、精神保健指定医、日本精神神経学会認定専門医の資格獲得のための指導医を兼ね、また援助に当たります。
(4) その他
② 急性期治療病棟病棟長
(1) 指導医の指導を補佐するとともに、急性期治療病棟でのカンファランスなどを通じて、研修医の診療内容等を検証し、指導いたします。
③ 医局長
(1) 随時、後期研修医とのミーティングを開催し、研修医の要望や感想、苦情などに対応いたします。
①チーム医療、地域医療(職員として、医師としての心構えについて)
②精神保健福祉法および精神科医療に関する法令等について
③精神科症候論(総論)
④精神科薬物療法
⑤精神療法
⑥統合失調症
⑤双極性感情障害
⑥器質性・症状性精神障害(認知症性疾患含む)
⑦依存及び薬物(アルコール)性精神障害
⑧神経症圏およびパーソナリティー障害圏
⑨社会資源等
⑩心理教育及びSST等について
⑪精神科リハビリテーションについて
⑫心理テスト及び心理療法について
⑬脳波検査について
⑭デイケアについて
① 定期勉強会
(1) 医局医師ならびに公認心理士による1ヶ月に1回の勉強会。薬局職員、地域の精神科の先生方も参加しております。
(2) 症例に関する題材が好ましいとしていますが、内容は発表者に任されています。
(3) 発表の形式も自由です。
② 診断会議
(1) 各人概ね半年に1回症例を提出していますが、後期研修医には多めに順番を当てています。
(2) 治療や診断に苦慮している症例などを中心に各自が発表し、検討をおこないます。